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誉田真大学一年。泳ぐのが好き(阿江)
ここについて

帆群城市4件]

帆群城市
既知庭師二次創作小説(煩悩あり)




 城市は基本的に、不安定になることがない。
 刑事として、自身の情緒のコントロールができるのは当たり前といってもいいが、イライラしたり怒ったようなそぶりを見せて周りに構ってもらいながらも、根本が揺らぐことはない。逆に言えば、それがわかっているから、我々も城市を軽くなだめたりいなすことができていると言える。
 幼さを残した素振りをして、「かわいらしい」服を着ているその男について、伽藍は接しやすさを感じていた。実際は年も1つしか違わないし、城市の身長は男性の平均くらいある。
 けれど、彼が幼くふるまっているのであれば、班長である身としては半ば兄や父親のような、男性年長者として振舞えばいいから。自身の位置づけが決まっていて、そこが危うくなることがないというのは、気楽だった。他の班員が年上なのも相まって、より一層。
 だから今、事務所の壁に自分の体が押さえつけられているという事態に、伽藍は順応することができなかった。目の前にいるのはその、「幼い」男で、伽藍の頬に柔らかく触れる髪は可愛らしい桃色で、黒目がちの大きな瞳はキラキラと彩られているのに。
「城市……?」
 声を出した、つもりだった。声帯が震えていたのは確認できた。でも、耳は事務所に通っている電気機器がごうごうと作動する音だとか、廊下を歩く足音だとか、街でがなるパトカーのサイレンだとか、そういうものを拾っていた。
 世界が近い。自分の体が、自分を離れていく。現実が遠くなる。
 目の前の、城市が、遠くにいるようで。
「……何」
「……いや」
 思わず手を伸ばして、城市の頭を撫でた。
 予想外だったのか、伽藍を抑えている体の筋肉が不自然にきしむのがわかった。
 手入れを欠かしていないのだろう。城市の髪は瑞々しくもやわらかく、いつまでも触っていられそうだった。ふわふわの、桃色のかたまり。前髪をあげているからよく見える丸い額。弱く撫でていれば城市の力も抜け、最後には伽藍に寄りかかる形になっていた。
「眠い」
「そうかぁ」
「送ってよ」
「駐車場までな。車できてるだろ、お互い。明日朝車無いとだるいぞ」
「そうか~」
「そうだよ」
 ここからはつむじがよく見える。

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帆群城市
なんか、秋なのか秋じゃないのか!!!
(きいち)

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帆群城市 アシャー・ブラウン
アシャーさんがご自身のパソコンを壊しました。みなさん、彼を見かけたらしょっぱい食べ物をプレゼントしてあげてね。
(きいち)

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帆群城市
メリークリスマス!今日はパフェだよ
(きいち)

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